日本電子書店連合(JEBA)とは
【背景】
インターネットやスマートフォンの進化にともなって電子書籍市場は毎年2ケタ成長を続け、2017年の電子出版市場は前年比16.0%増の2,215億円に達しました(出版科学研究所調べ)。とりわけその約8割を占める電子コミックが成長を牽引しており、昨年のコミックス(単行本)の売上は電子版が紙を上回りました。その一方で、海賊版サイトをはじめとしたさまざまな問題が起きていることも事実です。
これらの問題を解決するため、政府により著作権保護に関する法整備や海賊版サイトに対するブロッキングなどの対策が検討されています。一方で、読者に対する正規版購入への理解と啓発活動が不可欠であり、これはインターネットを通じて読者へコンテンツを届けている電子書店が率先して行うべき役割だと考えています。そこで関係各社が連携して対策を進めていくため、今回の団体設立に至りました。
これからも電子書籍を通じて読者の皆様に感動と充実感をお届けできるよう、業界関係者の皆様と連携して正規版購入を促す取り組みを進め、利益を適切に還元することで出版社や著者の方々が創作活動に力を注ぐことのできる環境整備に尽くしてまいります。
【目的】
電子書店として、業界関係者と連携し、健全な電子書籍市場の発展を目指す
【活動内容】
- 電子書籍読者への正規版購入の理解と啓発活動
- 電子書籍市場関係者との連携を含む海賊版サイト対策
- その他健全な市場発展を阻む事象への対応